支援する会 運営委員長:柴田 博司氏

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 戸塚氏は「脳幹論」を、3年の勾留期間中に、脳生理学、動物行動学、仏教を基にして作り上げたという。その後、十数年の検証期間と4年の思索期間を経て、この仮説にはさらに磨きがかかっていることだろう。逮捕時には42才だった氏も、今年で66才を迎える。何人かの命と、戸塚氏自身の都合7年以上の拘束期間と引き換えに得られたヨットスクールの成果を、活用せずにおく手はあるまい。今こそ虚心に、彼の言葉に耳を傾けてみる時ではないか。もしかしたらこれが、日本の教育を立て直す最後のチャンスかもしれないのだから。
<3万人のための情報誌「選択6月号」から抜粋>